悦子庵 日日是好日

今日は、1月晦日です。今年も1ヶ月過ぎてしまったようです。

1月は、1年12ヶ月の中で、一番時間が遅く流れていくと思うのは、私だけでしょうか。大晦日から元旦にかけて、近所のお寺で鐘を突き、その足で八幡神社へ向かい御神酒をいただき…。里でのお正月を再現した気分でした。これで、父がいっしょだったら、よりリアリティがあったのでしょうが、残念ながら記憶の中の人となってしまった今、これだけは、仏様も神様もバンザイするしかありません。
ですが、私という存在、すなわち私が生きてきた時間の中に、父はいるのですから、実は、いつでも会える存在であると、時折思うことがあります。そう思うと、個々の人が持っている「時間」の永劫性は、この不可思議ともいえる宇宙発祥から受け継がれていると考えることもでき、私が今、ここにあることの偶然性にいつも驚かされています。
さて、旧暦上での新年は2月4日。こんな記憶のカケラも、私の中に残っているとしたら、今夜あたりはお節料理作りの仕込みで一番忙しい次期かしら。のんきにBlogなんて書いている場合ではないと、実は、今も尻に火がついた状態です。気分転換したところで、また、現実世界の仕事へと戻ります。