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夏下冬上 2002年5月25日 00:00 投稿

 私の稽古日は基本的には毎週土曜日です。一応、月3回ですが、忙しい時は月2回、もっと忙しくなるとその月は休み、なんて事もあります。そんなわけで今月は2回の稽古になってしまいました。

 丸卓(塗り)を使って「続きお薄」。時間があったので、棚を使わない「炭手前」の稽古をしてきました。
 さて、何を書こうかと迷っているのですが、この続きお薄という点前、いつもながらの事ですが棗と茶入れの入れ替えに戸惑います。最近はだいぶ慣れてはきていますが、それでも、指差呼称のごとく「右・左・右・左・右・右」と言いながら(もちろんとっても小さな声ですが)点前をしてしまいます。

 濃茶の後に、直ぐ薄茶になるのが「続きお薄」ですが、これを所望するのが客か亭主かによって、多少ですが、所作が変わってきます。その際の言葉、例えば亭主から所望するのであれば『お湯の煮えもよろしいようですので、続いてお薄を差し上げます』などと提案するのもよいようです。こういったことは、その場の雰囲気や時間、また天候なども影響しますので、とっさの判断が大切ではないでしょうか。そんなところもまた、茶の湯の面白いところでもあります。

 苦手な炭手前、風炉でしたので多少気楽にできました。炉に比べて、随分と炭が小さくなっています。また、火箸も風炉用のものを使いますが、勘違いからか炉用のものを用意してしまいました。小さな間違いを繰り返しながら、その間違いをしないようにと思うのですが。。。風炉に入れるお香も「香木」になります。ほのかな香りで、炉で使う「練り香」よりも爽やかな気分を味わえますね。
 炭手前に「夏下冬上」(「かかとうじょう」と読みます)という面白い言葉があります。これは、火種、すなわち残っている炭を、新しい炭を次ぐ前に整理するのですが、夏は火がついている向きを下に、冬は上にということだそうです。参考になったでしょうか。

▼ この記事へのコメント

From: うー  Date: 2009/12/01 11:00

初めまして。うーと申します。
「夏下冬上」、炭の位置を意味するのだと分かりました。
なぜ、そんな風になるんでしょうか。
きっとなんらかしらの意味があると思います。
もしご存知でしたらばお教えください。

 
 
 
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