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守屋のあんぱん 2006年2月12日 23:50 投稿

私の生家は神奈川県の小田原だが、ここで生まれ育った私が自慢したい「あんぱん」があります。

anpan.jpganpan_2.jpg そう思っているのは私だけかもしれませんが、件のあんぱんの断面写を掲載しました(注:餡が右側に片寄ってしまったのは、移動中に箱が斜めになったようです)。その右側は上から撮影したものです。大きさの目安になるものを隣において撮影すべきだったことと重さを量っておくべきだったと、今更に後悔していますが、小田原に帰ることもありますので、その折りには、再び、詳細な情報をここに掲載します。
 さて、このあんぱんの製造元は「守屋製パン」と言います。小田原駅東口から徒歩1分ほどの所にある、昔ながらのパン屋です。自分でトレーに入れてレジに持って行き、若いお姉さんが袋詰めをしてくれた後『○○円になります』という今時のベーカリーではなく、店のおばちゃんに『あんぱん10個と甘食5個ください。甘食にはマーガリンを挟んでください』とお願いしないといけません。ここのおばちゃん、昔はとっても怖かったのですが、世代交代が行われたのか、ここ最近は優しくなったと母が申していますので、次回、小田原に帰った折りには自らの目と耳で確認してきます。
 「守屋のアンパン」と言えば小田原在住または産の人ならば、おそらく知っているはずです。子どもの頃から慣れ親しんだ味です。10代の頃、高校下校の折り、お腹がすいてたまらない時、ここであんぱんを2個買ってはほおばっていました。昔の栄光はどこへやらで、今、そのような暴挙に走ったら、後悔することしきりでしょう。
 かつて、守屋製パンでは「あんぱん」だけは売り切れがありませんでしたが、今はあるようです。今は昔、あの狭い店の片隅に「ばんじゅう」が2mくらいの高さで積み上げられていました。きっと、できたてのホカホカのあんぱんを冷ましていたのでしょう。販売が忙しくなると、職人さんも店を手伝っていました。白い上着と帽子だけが、薄暗い店内にまぶしく動いていた記憶があります。できれば注文をお願いする時は、怖いおばちゃんではなく職人さんだったらいいなぁ、と注文の順番を数えながら待っていたこともありました。
 あんぱん一つにも、思い出があふれる生き方ができた私を振り返る時、生まれてきて良かったなと思えるようになりました。謝。

▼ この記事へのコメント

From: 本丸ちゃん  Date: 2008/02/03 13:17

一昨日、横浜・大和・相模原市の友人が小田原に遊びに来たので、
守屋のパンに連れて行き、私を含め久しぶりに買いました~
甘食・あんぱん・コッペパン・アンドーナツを。
前回は去年の夏に買ったのですが、その時とくらべて価格が・・・
今年(2008年)1月から値上げをしたようです(-_-;)
輸入穀物が値上がりしているので仕方ありませんが、
それにしてもコッペパンが1個160円にはかなりショック!!
全体的に30%くらいな大幅値上げで、注文する時にドキドキしてしまいました。
店員のおばちゃんは愛想悪い人がまだ若干います(笑)
横浜から来た友人が購入する際に「持ち帰りで」と言ったら(普通持ち帰り…)
おばちゃんに「持ち帰りってどういうこと?」と怒られてました(爆笑)
「箱に入れると100円かかるよ」と言われたので、びびって小声で「袋で」と。
パン屋のおばちゃんVSフリーターの友人、異種格闘技戦で友人の完敗!
その他の友人4人もお土産に買って行きました。
私たちは20~30代の集団でしたが、
購入層はかなりなオバちゃんやオジちゃん達なので、私たち結構浮いてました。
友人達の感想としては、全員最初はあんぱん美味しいと言いますが、
食べ終わる頃にはアンコが多すぎて「もういい」「まんじゅうかよ」と
リピーター率は低そうです(^.^;)
私としては甘食にバタークリームが好きです。
甘過ぎると思う方にはやはりマーガリンが良いと思います。
でもマーガリンなら家帰って自分で塗りましょう。
素朴な味でなつかしいです。

From: 守屋ではなく守谷ですって守谷!  Date: 2010/04/02 16:34

 私も小田原生まれ小田原育ちでございます。できれば今後は神奈川県の相模川より東の都会エリアに移住したいと目論んでいます。小田原はハッキリ言って田舎なのですが、市民はそれを認めたがりません(笑)。城下町という事もあり閉鎖的で、古都という勘違いプライドを持つ京都人と少し似ています。私の周りの外部からやってきた人達は早く小田原から脱出したいと失礼な事を言う輩が多いです。先日ショッピングモールのクレッセに言った時、九州から出てきた店員さんと話がはずんで小田原はどうかと尋ねたら、田舎と言われてしまいました(泣)。おそらく九州の都市部に住んでいらっしゃるのでしょう・・・。
 小学校の頃に学校で強制的に小田原小唄の振り付けを体育館で練習させられた時は私も脱出したいと子供ながらに思ったものでございます。小田原駅前にあった丸井が撤退した時に「終わった・・・」と感じ、最近は駅前の地下街が閉鎖という信じられない事態まで起きて衰退具合が激しく寂しい限りです。そんな小田原ですが小田原城やカマボコや提灯が有名なのは皆さんもご存知でしょう。市役所や駅にも大きな提灯が飾られていたりして観光地丸出しです。
 さて、そんな名物のほかに守谷のパンも観光客の間で有名なようですね。注:守屋ではなく守谷ですよ。このパン屋さんはどの地方にもありがちな昔ながらのパン屋でしたが小田原駅周辺によほど紹介するものが無かったのか、それが逆に有名になるきっかけに。地元民としては昔から接客大度が酷くムカつく古いパン屋という認識しかありません。こう思う人は意外に多いんです。手にビニール手袋をしているけれどパンにマーガリンとか塗る人がそのままレジを打つので衛生的にも微妙です。3つ以上買わないと手提げビニール袋くれないし・・・。あんこたっぷりのあんぱんが特徴あるだけで他は普通なんですけどね。バサバサの甘食を勧める人の気が知れません・・・。最近では地元民ではなく観光客が珍しがって並んでいる店といった感じです。
 なので私としては小田原城に行ったついでに寄れる柳屋ベーカリーを推したいです。ここももちろんパン屋ですが、各種パンが個包になっており衛生的で、あんこたっぷりの薄皮ぱんが名物です。小田原ってあんこたっぷりが好きだなぁ・・・。まず店構えが小田原の街並みに調和していて、前を通る人はみんな入りたくなる感じです。結構種類もあり人気のパンから確実に売り切れていきます。昼食後にでも寄ろうかしらなどと余裕をかましているとほぼ売り切れていると思いますよ。日曜・祝日は定休なので観光客にこびてないところも好きです。テレビ東京の「出没!アド街ック天国」でも紹介されました。納得のランクインです。駅前にあったらもっと有名になるでしょう。観光の際は近くの小田原城みたいな外郎(ういろう)屋とセットで寄るのが良いですよ。
 余談ですが、柳屋ベーカリーから箱根方面へ徒歩15分くらいのところにある「懐かし横丁」は10円から遊べる各種レトロゲーム設置の駄菓子屋で、レトロゲームの設置数は全国トップクラスだと思います。なのに一般人にはあまり知られていないのが悲しいです。長くなりましたが、私個人的に誇れるのは柳屋ベーカリーと懐かし横丁です!是非行ってみてくださ~い。

From: 守谷のパンの加筆と訂正  Date: 2010/04/04 18:32

 上記の「守屋ではなく守谷ですって守谷!」です。
書き込みの5行目〝クレッセに言った時〟は〝クレッセに行った時〟の間違いです。
小学生レベルの間違いでもう死にたいです、嘘です。
 ちなみに私が紹介した、柳屋ベーカリー・ういろう・懐かし横丁は小田原駅からかなり離れた国道1号線沿いにあって、大体の観光客は小田原城まで行ったら駅に戻ってしまうので知らない方が非常に多いです。良い店なのにとっても残念です・・・。

 
 
 
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