感冒をひく 2005年2月14日 23:28 投稿
私は、実家に帰ると体調が悪くなります。今回は、感冒をいただいたようです。
日本語では「感冒をひく」となりますが、英語では「catch a cold」 となります。この日本語の「ひく」に興味を持ち、感冒にも係わらずちょっと調べてみました。
広辞苑で調べてみると、「ひく」は「引き込む」のようです。ですから、「感冒を引き込む」と言い替えたほうが、日本語のニュアンスとしては粋に感じます。対して、英語では「catch a cold」 ですから、合い通じるものがあります。すなわち、どちらの場合も、自分から感冒をもらったというように感じています。自分からいただいた感冒ですから、自己責任のもと、早く治しましょう。
ところで、今の時期に引き込む感冒を、俳句の季語では「春の風邪」と言います。高浜虚子はこの「春の風邪」を色にたとえるならば「黄」と残した、句があります。(病にも色あらば黄や春の風邪)。なるほど、レースのカーテン越しに降り注ぐ日差しを浴びながら、ウイークデーにうつらうつらできる幸せは、この時期だから味わえるものなのかなと、独り言ちておりました。