悦子庵 猫

昨日のコメットさんの写真は、6年後に撮影したものです。随分と「姉御」になったコメットさんですが、本日は、名前の由来を話しましょう。

「ノストラダムスの大予言」というお話を知っていますか？1970年代にベストセラーになり、世紀末の1999年、再びノストラダムスの予言が脚光を浴びたことは、諸兄の記憶に残っているでしょうか。
さて、件の書物には1999年7月に地球が滅亡するという予言があるそうです。私のように世間のネタに疎い人間でも知っているのですから、さぞや皆様方は戦々恐々と1999年7月を生きていられたのではないでしょうか。
1999年7月30日の夕方、お茶のお稽古の帰りに『地球滅亡まで残り1日しかないわ？明日がハルマゲドンかしら』などと、思案しながら歩いていたところ、このところ気になっている、怖くて汚ない三毛猫に出会ったのでした。
こんなことを考えながら歩いている人間に拾われてしまった、件の猫でしたので、さて、名前はどうしようかということになりました。夫とともにしばらく考え、ノストラダムスの話しになり、ハルマゲドンの変わりにこの猫が空から落ちてきたのかもしれないと勝手に解釈し、そして、彗星=コメットとなりました。
ですから、1999年7月30日は、私にとって、生涯忘れられない日となりました。