◀戻る

書庫 変な名前の家 日日是好日 茶の湯四方山話 点前勝手徒然帖 公共の茶室 四季のお点前 電脳世界

旧聞

-->

新着記事

最新コメント

 

選挙とインターネット 2005年8月30日 23:55 投稿

第44回総選挙が告示されました。9月11日の投票日前日まで「○○です。お願いします」絶叫コールを連日聞かされるのかと思うと、少々憂鬱です。

さて、日本ではインターネットを使った選挙は認められていません。ですから、30日以後から選挙戦終了まで、候補者のホームページ上での選挙活動は認められていないのです。ということは、候補者の方々のBlogの更新もダメということになりますので、日々の活動を報告している議員の方々のホームページに行っても、選挙期間中の出来事や思いも語ることはできないのです。もちろん、メルマガの配信も認められていません。電話はOKなのに、なんとも腑に落ちない公職選挙法ですね。そんな訳で、候補者はもちろんですが、有権者の方々も歯痒い思いをされている人も多いのではないでしょうか。
さて、2005年版インターネットと白書によると、インターネットは国民の7007万2千人が利用し、世帯浸透率は82%となっています(2005年2月時点)。しかもブロードバンド世帯普及率は36.2%となりました。こういった現状にも係わらず、選挙運動をインターネットで行なう法律は国会で審議もされていません。(総務省で「IT時代の選挙運動に関する研究会について」という研究会を平成13年に持ち、インターネット上での選挙運動の解禁を促しています。資料はここで読めます)
お金もかからない、無用な絶叫も聞かなくてすむ、有権者が自分の意思で候補者の公約を読むことができるなど、メリットはたくさんあると考えるのは、実際にインターネットを使っている人が思うことで、使っていない人にとっては差別ともやっかみとも言えない複雑な感情が行き交うのかもしれませんね。(8月29日付も朝日新聞「天声人語」では、<お年寄りの支持者が多い党には不利>という慎重論が自民党などから出ていると書いてありましたが…)
森首相の頃、国民全てがインターネットを使えるようにと、国からの補助金も使いながらIT講習会を各自治体で行なっていました。そういった実績もあるのですから、ここは一つ度胸を決めて、インターネット上での選挙運動を解禁してほしいものです。また、若い世代の投票率アップにもつながると考えるのですが、逆にそれがコワイ政党もあるでしょうね、きっと。
ところで、「インターネット」「公職選挙法」の2つのキーワードで検索すると、いろいろと考えさせられる記事に出会えますよ。試してみてください。

▼ この記事へのコメント

From: おに  Date: 2005/11/19 6:24

>インターネットを使っていない人にとっては、差別ともやっかみとも言えない
>複雑な感情が行き交うのかもしれませんね。

 とは思います・・思いますが、ついこないだまでは一つの意味で 現実社会の
 中でもっての「聴く・見る・言う・動く」などなどの事が苦手だった人々が
 よ~やっとPCというモノを手に入れたわけですから、別の角度から云えば・・
 公平になった面もある・・・やも知れず。
 「公職選挙法」の何は、きっと時間の問題なのでしょうね・・たぶん♪

 
 
 
--> <.html">