8月晦日 2005年8月31日 23:54 投稿
私にとって8月31日とは、12月大晦日に次いで感傷的になる日なのです。
今更、宿題に追われることもなく、また、休み明けのテストに焦ることもないのですが、なんとなく、メランコリックになってしまうのは、子どもの頃の記憶に由来するのかもしれません。賑やかだった蝉の声が、いつのまにか、虫の声に変わってきていることに気付いた時、朝晩の風に草いきれの匂いを感じなくなった時、夏は背中を向けて行ってしまったという唐突な驚きは、宿題を仕上げなくてはという焦りに、やがて生まれ変わるのですから、本来ならば、感傷的になどなっていられなかったハズなのですが…。
さて、我が家には、ハイビスカスの鉢植えがあります。6月の声を聞く頃戸外に移動し、10月の下旬頃室内の日の当たる場所に戻ってきます。今年も、6月の終わりに外に出したのですが、例年ならば7月から8月にかけて毎日にように花を咲かしていたのですが、今年は、夏休みの宿題を9月の声を聞く頃になって思い出したかのように咲き出しました。
年々、東京の暑さが辛くなってきている私たちですが、それに合わせるかのように、このハイビスカスも暑さを避けているように思えます。この鉢植え、パソコン教室を始めた時、一番最初に入会してくれた生徒さんからのプレゼントです。SOHOなるものを始めて、早、10年の月日が流れました。私たちの歴史をみつめてきたこのハイビスカスですが、私たちとともに年をとっているようです。
▼ この記事へのコメント
From: さだひろ Date: 2005/09/01 18:29
こんばんは とうとう新学期が始まりました。
きれいなハイビスカスのお花 高田様の歴史を見守ってきたのでしょうね。
今年の夏はハイビスカスと海が見たい。。。と娘たちからリクエストがありましたが
沖縄ではなく 都内の伊豆大島で間に合わせました。結構楽しかったです。
夏休み中はネットになかなか上がりませんでしたが ちょっとのんびりできたかも
と新鮮な気持ちになりました。
しかし たまってるであろうメールをあけるのがコワイです。
年を取ってくると何だか面倒になってきているのかもしれません。