悦子庵 猫

気が付いたら、外猫3匹にご飯をあげる家になっていました。またしても、猫にしてやられました。

この3匹の猫は生後3ヶ月くらいです。同じ母猫から生まれたとは思えないのですが、父親は違う異父兄弟です。向かって右側の毛むくじゃら猫の父親は、近所のペルシャ猫ではないかと推測しています。タキシード猫と白猫の父親は同じでしょう。エッ！それはどういうことなの、と思う人が多いのですが、雌猫は子作りの際、パートナーは1匹とは限りません。特に野良猫さんは、強い雄を求めてあっちこっちに出掛けますので、例えば、6匹の子どもの全部が異父兄弟ということもあります。ですから、まるっきり違った毛色の猫が仲良く日向ぼっこをしているシーンに遭遇することもあります。
写真の猫たちの母猫は、生後6ヶ月くらいでお母さんになったヤンママです。ある日突然やってきて、我が家の玄関先でご飯を食べ、その後10日くらい姿が見えず、そしてまたある時からご飯を食べにやって来て、そして、ふと気が付くと彼女の後ろに子猫が3匹いたのです。そして、今、母猫の姿をみることはありません。何処に行ったのかしら？と思うこともありますが、猫の行き先など詮索しても猫社会のルールなど、人間である私には理解できる術もありません。今、ご飯を食べに来ているこの子たちも、いずれは、姿を消してしまうのでしょうが、あまり気持ちを入れ込まずに自然に見守っています。家猫3匹は、そんな私をどんな気持ちで見てくれているのでしょう。ま、飼い猫については最後まで責任を持って飼うのが人としての勤めですから、心配しないで大丈夫よ、と彼等の頭をヨシヨシしながら心で会話していますが…。