悦子庵 日日是好日

秋葉原には会社勤めの頃からお世話になっていますが、「おでん缶」なるものがあるとは、つい最近まで知りませんでした。すなわち、17年くらい前から、小僧の使いでアキバに買物に出掛けていながらコンピュータばかりに目が行ってしまい、食べるという人間の基本的な要求について、アキバでは興味が無かったということになるのでしょう。

左の写真はおでん缶自動販売機の写真です。全部がおでん缶で、もちろん温めての販売です。種類は「牛すじ」と「大根」の2種類です。右下の写真は、牛すじおでん缶を開けたものです。一番美味しかった「具」はコンニャクでした。味が染み込みにくいコンニャクですが、長い間缶詰めに閉じ込められていたためか、芯まで味が染み込んでいました。この味は、天然だしではなく、《味の素》ですがジャンキーな食品には許せてしまいます。

お土産用に店内でも購入できます。箱で購入する人も多いようで、店内のレジ前には「地方発送いたします」の文字が揺れていました。ちなみにこの店舗はおでん缶専門店ではなく、コンピュータのパーツなどを販売している、ちょっとディープなお店です。