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Cat fish 2006年4月 7日 23:42 投稿

 一ヶ月ほど前のできごとですが、タイ料理屋で「Cat fish」なるものを初めて食べました。

06_04_07.jpg  「Cat fish」なんて名前をつけたのはいったい誰なのでしょうか?猫の口は小さく(ただし、あくびをした際の口はとんでもなく大きくなります)頭だって小振りで、その上地震を予知する能力なんて、我が家の猫に限ってかもしれませんが、絶対無い、と断言したいくらい寝てばかりいます。強いて似ている場所を挙げてみれば〈口ひげ〉くらいですが、さて「Cat fish」 なんて命名された猫たちの気持ちはいかばかりなものなのでしょうか?
 長い前置きはさておいて、件の魚は日本語では「なまず(鯰)」と呼ばれています。以前から、鯰は淡白で美味しいと聞いていましたが、なかなか口に入る機会がありませんでした。と言うよりも、どこで食べることができるのか、すなわち、飲み屋や居酒屋で「鯰」なる単語に遭遇したことが無かったということです(新大久保に鯰料理専門店があるのは知っていましたが…)。
 そんな思いもあり、夫のライブ演奏の帰りに立ち寄ったタイ料理屋のメニューに「鯰」なる文字が目に飛び込んでしまい、なんの躊躇もなくオーダーしてしまったのです。左上の写真がそれです。筒切りにした鯰を揚げ、ナンプラーのきいたソースが絡めてあります。骨が多いという忠告もありましたので、ゆっくりと噛みしめると、小骨が舌にチクチクと突き刺さるのですが、気にする痛みでもなく、かえって「鯰」の味をじっくりと味わうことができました。生臭い香りが鼻腔を伝わってくるのですが、絡めたソースが中和剤となりあまり気にすることなく平らげてしまいました。
 お店の人曰く「鯰料理はタイのスーパーフード」だということです。この鯰はどこで手に入れるのかと聞いたところ「タイ料理専門の食材店」という回答でしたが、常に冷蔵庫に鯰が常備している環境が不思議でたまりませんでした。

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