悦子庵 猫

　猫には肉球なるものがそれぞれの足の裏にありますが、これも猫によって個性があります。

　左記の写真は我が家の猫3匹の中でも一等シャイな猫であるミニャの肉球です。モーヤンは小豆色のみ、コメットはピンク色、と2匹とも同じ色彩で統一されているのですが、ミニャはピンクと黒というモダンな色彩です。しかも、向かって一番右側の肉球を良く見てください。2色使いになっています。
　野良猫ミニャは、我が家の3番目の猫としてこの家に拉致された時、外を歩くにふさわしい肉球でした。家猫となった今、ぷにょぷにょになってしまいました。いつまで経っても我が家の3番目の猫、他の2匹はミニャを新参者扱いする、という状況は家猫になってから5年以上の歳月が流れても変わることがないためか、性格は極めて臆病です。しかし、肉球については個性的です。肉球占いによると〈人生万事、強気に渡っていくタイプ〉がミニャのようなマーブル肉球を持つ猫の全体運だそうです。実は女親分的な性格であるミニャですが、4番目の猫が来るまではそれを発揮することはないようです。ミニャには申し訳ないのですが、私たちも4匹の猫との生活には自信が持てませんので3番目の猫としての地位は、ここしばらく変わることはないでしょう。