悦子庵 電脳世界

　Font（ フォント）　という言葉は、コンピュータが普及し始めてからは当たり前のように使われています。私の場合は「書体」のほうが身近に感じます。

　というのも、20代の後半から5年ほど「写植オペレータ」を生業としていました。30代も近くなったある日、コンピュータ、それもApple社製のブツに出会い、その職種を離れました。おかげさまで、今もってApple社製のコンピュータを使い続けています。
　その当時、書体の見分け（欧文及び日本語書体）ができることも写植オペレータとしての技術の一つでもあったため、雑誌・広告・ポスター等の文字をじっくりと見る癖がつき、書体名が何か考えているのが暇つぶしになっていることもありました（特に通勤途上の車中等では本も読めないほどの混雑でしたので…）。今考えると、書体数も少なかったため楽だったようですが、欧文となると、なかなか難しいものがありました。
　そんな縁で、今でも文字（書体）が好きです。
　前置きが長くなりました、本日ご紹介するサイトは「街で見かけた書体」です。街や駅などの人の集まる場所、特に「都会」と言われる所には文字が溢れていますが、その文字つまりFont（書体）にもいろいろと個性があることに気づく人はそう多くはないでしょう。ファッションが多様なように書体も様々なデザインが作られています。そういった些細なことがわかると街の風景も一皮むけ、違う世界に見えると思います。その水先案内人になるホームページとして役立ててください。更新は平日の偶数日です。どこぞへ出かけて行き、写真を撮り編集をし、そして書体名を当て、最後に書体の使われ方や感想等を記載するという作業を思えば、ハイスピードな更新です。カテゴリーを地域ごとにしたことで、息の長いホームページが期待できそうです。