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「水滴」と「さざえ」 2002年7月20日 00:00 投稿

 今日は「土用の丑の日」。それに負けじと太陽が照りつけています。一番暑い時間の外出に、少々参っていましたが、お稽古中はクーラーが効いていますので、楽をしています。

 さて、今月の棚は「桑子棚」ですが、茶器は「水滴」、蓋置きは「さざえ」とちょっとひねりが入った扱いをする道具に、頭の中も汗をかいています。

 先ず、「水滴」の扱いですが、置き合わせる道具に口を持っていくこと。また、棚に飾る時は、お客に口を向けること。この2点を押さえておくのが大切です。ノートにも何度も同じ事が記載されていますが、今年も同じ事をまた書きました。次に大切なこと、茶を茶碗に入れる際の扱いがです。右手で持ち上げ左手の上にのせ、蓋をあけ、自分回りに水滴を1回回し、すなわち、口を手前側に向けてから、茶を入れます。もとに戻すときは、さきほどの打ち返しにまりますが、蓋を開ける、閉める、の順番が間違いやすいですね。気を付けましょう。それと、帛紗であらためる際の扱いも面倒です。これは図解しないとわかりにくそうですから、文字での解説はやめておきます。

 次に、蓋置きの「さざえ」。形は本物と同じ。建水に仕組むときは、さざえのいがいがを上にする。小板の横に置く際は、これをひっくり返します。このひっくり返す動作ですが、さざえを右手でとり、左手の平の上にのせ、右手で左側から右側にひっくり返します。もとに戻す際はこの打ち返しになります。文章で書いてしまうと、なんて事はないようですが、実際の点前では、こういったことがスムーズにできないことがあります。また、点前は流れるように淀みなく、しかも、メリハリをつける勘所をつかむことが大切です。場数を踏むことも大切ですが、それ以上に良き師匠の指導がものをいうようです。う〜ん、師匠の言葉をなかなか消化できない、自身の不甲斐なさ。

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