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茶筅飾り 2002年6月29日 00:00 投稿

 今日の稽古は「茶筅飾り」と「後炭」。棚は前回同様に「江岑棚」を使いました。

 茶筅飾りも習事十三箇条の一つですが、これは水指が拝領品などの良い物を使っている際にする点前のようです。前々回の「組合点」は建水が良い物のときにする点前、「茶碗飾り」は茶碗が良い物、などと習事は点前そのものよりも、飾りつけておくことに重点が置かれ、それを崩していく過程を楽しんでいるように感じます。また、そういったことを楽しめる客になることも必要ですね。

 炭手前は苦手ですが、炉よりも風炉のほうが多少楽に思えます。というのも、蒔灰をしなくていいからです。何事も、慣れとは思うのですが、日常していないことですので、なかなか身に付きません。

 今の時期の風炉は唐金の眉風炉を使うことが多いようです。というのも、盛夏ですので、できるだけ客に火を見せないという心遣いからです。炭も炉の頃よりも3分の2ほどの大きさの物を使います。風炉の炭はとぼらないようにが基本ですが、小さな風炉の中でその上釜ものっているので、炭の次ぎ方が悪いとうまく対流がおきませんので、火が消えてしまいます。「夏下冬上」(かかとうじょう と読みます)という言葉を、茶を習って知りました。炭を次ぐ前に、燃え残っている炭を処理しますが、この言葉はその際の火種の向きを言っています。参考にしてください。

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