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習事13箇条 2002年6月 8日 00:00 投稿

 6月になりました。今月の棚は「江岑棚」のようです。最初は「薄茶点前」、次は「組合点」の稽古をさせていただきました。

 この棚の面白いところは「引き出し」が上にあることでしょうか。この引き出しの中に「棗」「仕覆」を入れたりもします。茶道の世界では、点前で使った道具類を棚に飾る事もしますが、天板(棚の一番上の板)に柄杓・蓋置きを飾り、引き出しに棗を入れて飾ることもします。さて、これを飾るというのも不思議な気分もしますが、見えていない物をあるように想像することもお茶の楽しさではないでしょうか。また、飾ったものを崩す点前も楽しいものです。こういった楽しみは薄茶点前の特権といえると思います。

 次の組合点ですが、今日は概要だけお話します。表千家の「習事」は十三箇条ありますが、その中の一つに組合点があります。その前に「習事」とは何かと言うことになりますが、平点前以後の最初の「相伝もの」ということになります。こういった習事が、いつの時代から出来たものかは、私の拙い知識では説明できませんが、利休の時代にはなかったということは聞いています。ちなみに表千家の習事は十三箇条ですが、裏千家では十六箇条あります。

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