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「炭」のこと 2002年2月23日 00:00 投稿

 先週は他の方の炭手前を拝見しながら、自身の不如意を反省しつつ、今日はなんと好文棚で後炭に相成りました。手順は100%ではありませんが、理解できているな(う〜ん、私の場合は納得していると言ったほうが良いかもしれませんが)、と自負しているのですが、なぜか、炉の中の燃えている炭を見ると「どうしたらいいのやら?」と思ってしまいます。子供の頃、祖父の家に火鉢なるものがあり、それをいたずらしては怒られた記憶があるのですが、その頃のように気ままに炭をさわれたらいいのに。。。

 炭手前には「初炭」と「後炭」があります。茶道を知らない人にはなんのことやら?ですので簡単に記載しておきます。茶道は「お茶事」を行うことを大前提としています。ですから、日頃の稽古はその「お茶事」を行うための、各シーンごとの稽古となる訳です。割稽古(茶道でいうところのそれはちゃっと違うのですが)が集まって通し、すなわち「お茶事」という大きな演目を演じるのです。その中に炭手前が2箇所ありますが「後炭」は読んで字のごとく、後の炭ということになります。決まり事の多い茶道の世界ですので、細かいことはここでは省きますが、おいしいお茶をいただく、そのシーンを最高のものにするために、いろいろと見せ場があるのだなと思ってください。「後炭」もそういったシーンの一つですが、最近では省くお茶事も多いようです。

 炭手前も場数を踏めば覚えていくだろうと、今日もそんなことを思いつつ、の稽古でした。

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