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梅の異称 2002年2月 2日 00:00 投稿

 立春も近くなりますと、日差しも和らいできます。陰暦の大晦日は今の2月3日。翌4日は元旦で、いまの暦では立春になります。柔らいだ日差しを見ていると「立春」を正月にした昔の人の気持ちがよくわかります。

 今日は「好文棚」に「初午茶碗」、蓋置き「馬鈴」建水「槍鞘」という取り合わせで薄茶点前の稽古してきました。他の方々の炭手前、組み合わせや仕組みも面白く拝見でき勉強になりました。
 今月号(2月)の「同門」の『稽古場の歳事』でも同じ棚を使ったものがありましたので、この時期に使われる事が多いようです(棚の透かしが梅の形であるためか?)。ちなみに「好文木」とは梅の異称だと同門に記載されています。12代家元惺斉の好みです。

 蓋置きの「馬鈴」はこの時期特有のものです。実際に雪の中を進む馬車の鈴の音を聞いたことはありませんが(まるでトロイカの世界ですね)、柄杓に通した「馬鈴」が、スッと手前に落ちてくる時に奏でる音を聞くと、日常のものを茶道具の世界に取り入れてしまった茶人の眼力に驚くばかりです。
 好文棚の画像はこちらにありますので参考にしてください。

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