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2002年初釜 2002年1月27日 00:00 投稿

 2002年の初釜は今日になってしまいました。場所は豊島区立目白庭園。都内のお茶人の間では有名な場所ですので、1月の休日に予約出来たことは奇跡に近いのです。それなのに、前日から大雨となり、天気予報では午前中一杯雨という予報が出ています。

 さて、当日。雨も小降りとなった中を、履き慣れない「下駄」を履いてのお出かけとなる。前日、夫に鼻緒の調整をしてもらったので痛い思いはしませんでしたが、歩きにくいことこの上なし。目白の駅についた途端に雨が降り出す。
 9時半に目白庭園に到着。雨は本降りとなり、この後来る人達は大変だな、と思いながら準備にかかる。

 この目白庭園が人気の理由の一つに、茶道具が充実していることにあります。極端な話、抹茶・香合・花そしてお菓子を持参すれば事足りるのです。お道具も、それなりの物を揃えてあり、また管理も行き届いていますのでお部屋も庭も素晴らしくと、良いことづくめの所で2002年の初釜ができたのも先生のおかげですね(くじ運が良かったのです)。
 10時半より席入り。嶋台の茶碗でお濃茶をいただく。お菓子は小雪降る富士山の絵を練り込んだ棹物。ゴマの香りがしてなんともいえないおいしさ。お社中の方が川口湖畔にある和菓子屋より取り寄せてくれたもの。お濃茶は「天王山」。お軸は太白書「明歴々露堂々」、お花は「白梅・西王母」という新年にふさわしい床の間のしつらえを楽しむ。

 お濃茶の後は昼食。美濃吉のお弁当と先生から八寸とお酒を振る舞われる。この頃になると雨も上がり日が射し始める。
 午後からはお薄。再び席入り。今年は新人の方のお点前でしたので、私たちも緊張しながら楽しませてもらう。何年か前の自分を見ているようで微笑ましく、あのころの思いを忘れずに、今後とも稽古に励んでいこうと改めて思いなおす。干菓子は小茄子を乾燥して砂糖で漬け込んだもの(名前は忘れました)。大変おめでたいお菓子のようで、これも美味しかった。
 お点前終了後、先生より新年のご挨拶、お社中代表からの言葉と続き3時半頃お開きとなる。後かたづけも30分ほどで終了し、今年は雨上がりの庭園をゆっくりと散策してみる。

 今回は時間の流れを追いながら記載してみました。お茶事の場合はこれに初炭、中立ち、後炭がはいりますので、もう少し時間がかかります。ちなみに公共の施設では、消防法の関係で炭を使って火を熾すことはできません。
 社中一同で顔を合わせる機会は殆どないので、こういった集まりでは思い切り楽しんでしまう私でした。おしゃべりを慎まないといけないと、反省する事しきり。。。。

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