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「茶カフキ」で全中となる 2001年7月28日 00:00 投稿

 今日はかねてから先生がやってみたいと話していた「茶カフキ」がやっと実現しました。もちろん、私達弟子も初めての事ですから、多少の緊張感と共に、準備に入ります。といっても、それをするにも茶カフキ初心者ですので、先ず、説明からしていただかないといけません。準備に1時間近くかかってしまいました。次回からはもう少し早くなると思います。

 茶カフキとはなんぞやという事になりますが、ようするに「お茶当てゲーム」です。ルールはいたって簡単です。茶カフキ用の棗は5つあります。2つの棗の蓋の表にはそれぞれに「竹田」「上林」と書かれています。残りの3つには棗の蓋の裏に「竹田」「上林」「客」と書かれています。蓋の表の「竹田」「上林」は試茶を入れます。例えば「竹田」はAの茶、「上林」はBの茶とします。このA & Bの茶を先ず飲みます。ご亭主はAの茶を「竹田」と申し上げながら出します。次にBの茶を「上林」と言います。これで、試茶は終わりです。いよいよ本茶に入ります。3つの棗をご亭主が入れ替え、右側の棗の茶から順番に茶を点てていきます。客は1服目の茶を飲み、もしAの茶だと思ったら「竹田」と書かれた札を折りすえに入れます(この札も当日作りました)。Bについても同じです。3番目の茶は客、すなわち試茶をしなかった茶の事を「客」となります。以後、2服3服と同様な事になります。尚、ここで点てる茶は濃茶です。また、棗に入れる茶の量は人数分で、同じ量にしておきます。準備が大変というのも、おわかりいただけたと思います。

 人数は最低5人はほしいですね。この日も5人参加しました。一人は亭主、一人は執筆(折りすえに入れられた札を奉書に記載する)、後の3人は客となります。私はこの日、招客でした。また、結果は全中となり、記念に奉書をいただいてきました。これも、日頃の師匠のお稽古のたまものと思っています。また、亭主をやってくださった方のお茶の入れ方も良かったのです。湯の温度、練り方等が一定していないと、なかなか全中は出ないようです。また、全中が出ないと亭主の責任ということになるそうです。この世界もなかなか厳しいものがあるようです。

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