灰形の仕上げと男子点前 2001年5月26日 00:00 投稿
昨日の続きで、眉風炉、一文字灰の灰形を作る仕上げをしてきました。と、言っても、この作業は果てのない仕事のようですから、どこかで見切りをつけないといけません。
灰形を作る作業の合間に、続きお薄をしてきました。お棚は「丸卓」。風炉は大振りの鉄風炉です。久しぶりに「男子点前」でやりましたので、足がしびれます。この点前をする時は、膝を離して座るとその気になりますが、日頃しないことなので、ついついいつものような所作になってしまいます。
男子点前の特徴的な所は、棗や茶入れを帛紗であらためるときの「甲拭き」「胴拭き」でしょうか。また、釜の蓋を取るときに、帛紗を使いません。アッチッチになりました(本当に熱いです。思わず、耳たぶを触ってしまいました)。あまり熱いときは、帛紗を使っても良いそうですので、今日はそのやり方も教えていただきました。左手で柄杓を持ったまま、帛紗を帯から引き出し、左膝の上で形を作ります。これもなかなか大変です。
今月のお稽古も終わりました。来月からは、昨日・今日と悪戦苦闘して灰形を作った眉風炉を使ったお点前になります。