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炭点前 2001年4月14日 00:00 投稿

 私は「炭点前」それも「炉」のそれが非常に苦手です。第一の理由『火箸が上手に使えない』すなわち、日頃から箸の扱いに苦闘しています。小学校時代に使った先割れスプーンが原因でしょうか、それとも両親かしら?いずれにしても、この年齢になって火箸を扱うような事があろうとは思ってもいませんでしたので、これは一から出直しと考えながら精進しましょう。

 「炉」の炭点前の面白いところは「蒔灰」を用いる事でしょうか。炉の中の様子を変える、炭火の白い灰になった尉(じょう)を隠す、熱くなった炉の中を冷まして空気の流れを良くするなどという理由があるようです。

 さて、今日も「透木釜」を使っていますが、このお釜、以外に大きくて重いようです。先週は「初炭」今日は「後炭」の練習をしましたが、持ち上げる度に気合いがいります。そして、羽がついているおかげで場所をとってくれますので、熱いものを左脇に感じながら、汗だくで点前をしてきました。
 炉に炭を入れる手の動きは見ていて面白いのですが、やっている本人は「右側に向けていれるから開いた手でとって伏せた手でおく」「割れた面はどっちに向ければいいのだろう」などと、独り言を言いながらやっています。その上、棚の形によってそれぞれの道具の位置がかわってきますので、どこに置くかを把握していないといけません。今回のような「透木釜」の場合は透木がありますので、これの扱いも増えます。茶の湯は身体で覚えることも大切ですが、記憶力も重要なアイテムだと思える昨今です。

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