替え茶碗 2001年3月10日 00:00 投稿
早いもので、暦も3月になりました。雛の節句も過ぎ、梅も満開の今日この頃です。茶杓の銘を尋ねられると「こぼれ梅」「残雪」などと答えられるようになりました。
今日の御稽古は「抱清棚」を使い、薄茶(しぼり茶巾&替え茶碗で)点前と炭手前のお稽古をしていただきました。この棚は木地で作られた(塗のものは無いということです)たっぷりとした大きさに見える棚ですが、扱いは「小棚」の所作になります。
薄茶点前はいろいろとバリエーションがあって楽しいのですが、今回の替え茶碗は置場所に困ってしまいます。江戸間畳みですので余計に大変です。また、こういった点前は客になる人も大変です。亭主の所作を見ながら挨拶をしたり、茶碗を返したり。。。もっともこういった駆け引きの面白さがわかるようになると、茶人としては一人前ということになるのでしょうか。緊張しながらも、遊びを忘れないというバランスもまた「粋」というものでしょう。
炭点前は相変わらず、おぼつかない手付きです。火箸を持つ手が危うい。日頃から箸の使い方がおかしいと注意されているので、こんなところでまたもや我が身の恥が露呈されてしまいました。炭点前は自宅でも練習できるようにしたいものです。