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1月のお道具 2001年1月20日 00:00 投稿

 初釜も無事に終わり、今日から通常のお稽古になりました。1月は「紹鴎棚」と呼ばれている大棚を使います。今日のお道具の取り合わせは新年らしいものばかりでした。以下に薄茶点前で使用したものを紹介します。

棗 誰袖(ワカシマ タカオ作)
茶杓 芽吹き柳(輪島塗り)
建水 長建水(信楽焼きの石はぜ)
茶碗 筒茶碗

 棗は大きく、蒔絵は春らしく「ツバメ」が描かれています。作者のワカシマさんは輪島塗りの世界では第一人者とか。。。そして先生のご友人でもあるそうです。「そうでなければ、私のようなものが、こんな高価なものを通常の値段では買えないわ」などと話していられましたが、このようなお道具を使わせてくれる先生に感謝してしまいます。常日頃から『道具はしまっていてはかわいそう。使って上げなくてはその価値は見出せない』という言葉通り、しっかりと実践してくれる心意気を見ていますと、良き師に出会えて幸せだなと思っています。

 そん訳で、今日はこの棚を使った「薄茶点前」とお正月らしい「台炭手前」を勉強してきました。炭手前のお香合は仁清写しの「ぶりぶり」を使用しました。こんな名前ですから、どんな物かと思われるかもしれませんが、昔の子供たちの遊び道具からきたものです。全体の形は六角形をしていて、優雅な雰囲気があります。図柄は鶴や松などのめでたいものですので、お正月にふさわしい香合です。大棚の炭手前はかなり難儀しましたが、2001年の目標は炭手前をどうにか形あるものにしたいなと思っています。

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