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21世紀の初釜 2001年1月13日 00:00 投稿

 21世紀になりました。お恥ずかしい話ですが、2000年から21世紀だとつい最近まで思っていましたので、2回新世紀を味わう気分になっています。

 それはさておき、21世紀最初のお茶は「初釜」からスタートしました。今年は21世紀を記念して「お茶事」形式です。お薄の半東担当でしたが、なんと、当日東さんが急遽休まれてしまい、東をやることに。。。御正月に時間を作って練習がてらお茶でも点てようかと思いつつ、なんにもしなかった事を後悔してしまいました。唯一の救いは「薄茶点前」だったことです。これが、お炭だったらどうしましょう。。。きっと冷や汗タラタラだったことだと思います。

 「茶道」ときくと「お茶を入れて飲むもの」と思われている人が多いと思います。一般の人が目に触れる茶道はそれが殆どですから、そのように思われて当然ですし、それでいいのです。が、茶道の世界に足を踏み入れた人は、いつか「茶事」の亭主を務められるようになることを目差して日夜稽古に励んでいるのです( ちょっと誇張し過ぎか?)。なかなかできない茶事ですから、この際ですから貪欲になって、先生の知識及び所作をしっかりと見て聞いておかないといけないと、意気込んでいましたが。。。

 今回は「炉」の茶事です。今回の簡単な流れを記載しておきます。
「寄り付き」→「腰掛け」→「席入り」→「初炭」→「懐石」→「中立ち」→「席入り」→「濃い茶」→「お薄」
この後は、先生のお話と社中一同の挨拶で終わりになりましたが、朝9時から夕方5時までの長丁場でしたので、中立ち後の「濃い茶」では居眠りが出てしまいました。今朝の意気込みはどこへやらでした。
 「茶懐石」の作法は先生が書いてくれたマニュアルを前の日から読んでいたのですが、いざ本番になると忘れてしまい、着物の袖からそれを出しては読み、読みながら食事を頂くという、日頃では考えられないような事をしながら頂いていました。ま、これも勉強ですから。。。

 御料理はとても美味しくいただいてきました。今回の初釜の場所は駒込にある女子栄養大学内の「松伯軒」で行いました。いつもはメニューをいただけるのに、今回は無くて残念。百合根の「しんじょ」が美味しかったです。

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