悦子庵 点前勝手徒然帖

　気忙しい師走の土曜日です。今年のお稽古も残すところ後２回です。来週は「流し点」をして私の2000年のお茶の御稽古は納会となります。

　今日は前回同様に「糸巻棚」で替え茶碗のお薄とお濃い茶を点ててきました。お薄の茶碗は「筒茶碗」と「小服茶碗」を使いましたので、お茶の世界も冬の装いになってきました。

　最近、気を付けていることは「帛紗さばき」です。流派によってこのさばき方は違っていますが、表流の場合は大げさにならず、さらりとやっていきます。流れるようなさばき方を目標にしているのですが、ちょっとした手の動きでぎこちなくなるのがまた面白いところです。最近は手荒れが酷いので、帛紗がジャリジャリ音をたててくれます。帛紗は絹100%ですから、しょうがないですね。