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「三友棚」の飾り 1998年3月14日 00:00 投稿

 今週も三友棚を使ったお点前でした。棚を使ったお点前は茶道を学んでいる人は知っていて当然なのですが、お茶を野点や催物でしかいただいたことのない人にとっては、おそらく見たことのない茶道具の一つになると思います。茶道は「運びで始まり運びで終わる」と言われますので、まず基本は棚を使わない運びの点前です。その後、棚を使ったお点前を勉強します。この棚なのですが、いろいろと種類がありまして、また、各流派によって使われるものも使ってきます。もちろん、それによって所作も違ってきますので見比べてみるとおもしろいかもしれません。この三友棚を使ったお点前も、おそらく流派によって違ってくるのでしょう。

 この棚なのですが、棚には、必ずなにかを飾っておきます。この飾り方も種類があって、また飾り方によって名称も違ってきます。この三友棚の飾りの種類は4種類ありますので、参考までに記しておきます。「初飾り」(棗だけ飾る)「二飾り」(柄杓と蓋置きを飾る)「三飾り」(棗、柄杓、蓋置きを飾る)「総飾り」(柄杓、蓋置き、茶碗、なつめ)となります。水差しは地板に置いておきます。地板の或る棚は水差しを飾ったままにしておき、地板のない棚は水差しは運んで、お点前が終わるときに持ち帰るのが基本です。これはどういう事かというと、畳に直に物を置き残すことをしないと言うことです。茶道の知識の無い方も、ここでちょっとした教養として覚えていただけると良いのではないでしょうか。

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