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ビルの中での初釜 1997年1月12日 00:00 投稿

 新年の最初にするお稽古初めの事を「初釜」と呼びます。例年ならば、先生の御宅で行なう初釜を、今年は場所を変えて催しました。今回はお茶事の勉強も兼ねて「茶懐石」をいただくという、かつてない経験もありちょっと緊張しながらの初釜となりました。

 お茶はただ茶を点てるだけではなく、亭主となってお茶事を催すことが目的です。今回はこのお茶事の流れを勉強できたことで、日頃の稽古の位置づけが大変よくわかってきました。しかし午前11時スタートの初釜が終わったのは午後5時という、大変、長丁場のものでしたので、正直なところ、やはりこのような席では長時間の正座を強いられるのが辛いところです。これからは時代に会った作法を考えていきたいというのが、私の率直な意見でもありました。
 今回の茶懐石献立を載せておきます。場所は東京都内にある女子栄養大学の構内にある宴会場です。住宅事情の悪い昨今ですので、ビルの中で行なうお茶事の勉強にもなりました。
 茶懐石の作法も今回始めて勉強しました。塗りの蓋物の蓋も無駄なく使い、料理は残さず食べさせる作法に、お茶は面倒なようにみえても、実はとても合理的な作法にのっとていると思います。
 最後になりますが、今回の初釜では薄茶を点てる役目をいただきましたので、より緊張した私の初釜でありました。

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