悦子庵 茶の湯四方山話

　「茶道」という言葉を聞くだけで堅苦しさを感じる人が多いと思いますが、これは常日頃見ている茶の湯の点前が、とても堅苦しいものになってしまっているからではないか、と最近感じています。実は茶の湯の世界とは日頃のあくせくした生活を忘れ、心を真っ白にして別の空間に身を置く場ではないかと思います。ですから、もっと気楽に茶の湯に親しんでもらいたいというのが、私達茶の湯を学ぶ者の正直な気持ちです。

　ちょうどよい池もできたお点前です。どうぞお飲みください。おいしく飲まれていただけるとうれしいでのですが？（ポインタを画像の中に移動すると、あらら？？）　
　愛らしいお福さんの顔が拝見できたでしょうか？茶の湯にはこのように遊び心のある道具や、お点前がたくさんあります。ただし、今回のような道具を使うのは「薄茶点前」のみです。濃茶の席は厳粛に拡張高くが原則ですので、この席に付くときは緊張しますが、薄茶の席はくだけた雰囲気になるような場ですので、会話ももちろんＯＫです。

　悦子庵を訪れた皆さん、これからは薄茶の席では緊張なさらずに楽しんでいってください。