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夏の風物詩_その3 2008年10月24日 23:01 投稿

08-10-24_02.jpg昨日は二十四節気の「霜降」でしたが、その名称に恥じるような陽気でした。これも温暖化の影響なのでしょうか。ですからタイトルの名称もまだまだ許されると思いながら、本日は「夕顔」の写真を掲載します。

花の直径は10cmくらいでしょうか。大変に柔な花びらのため雨が降ると気の毒でした。花の体をなさず、濡れそぼったその姿を見るのが辛くなりました。夕方に咲いて翌朝にはしぼんでしまう花の運命を思うと、ひと時でもよいから、思い切り花が開いてくれないかと望むばかりでした。

この夕顔は実がなってかんぴょうになるそれではなく園芸種の花です。夫は実がなるのかと大変心配していました。話は変わりますが、お茶の世界では夕顔の実を乾燥させて炭斗(すみとり、と読みます)にします。利休さん好みのお道具だったようで名称は「ふくべの炭斗」と言い冬のみに使用します。

08-10-24_01.jpg

左の写真は大輪の夕顔が花開く前日の状態です。生クリームを絞ったような、それとも渦巻きキャンディかとも見間違うような美味しそうな形です(と思うのは私だけかもしれませんが…)。
本日現在、夕顔はすくすくとその丈を伸ばして花芽もいくつかついています。明日あたり一輪花が咲きそうです。10月の夜空に咲く夕顔を鑑賞できるとは、紫式部の時代には考えられなかったでしょう。


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