悦子庵 点前勝手徒然帖

　今日は金曜日です。いつもは土曜日がお稽古の日ですが、先週のお稽古をお休みしたので、急遽、振り替えにしたのですが、真実の理由は違います。今年は「眉風炉」に灰形を作る役目になりました。初めてのことなので、どのくらい時間がかかるかわからず、今日、明日の2日で仕上げる予定で、気合いを入れるてとりかかりました。

　最近は、炉・風炉ともに電気コンロを使うところも多くなりました。特にマンションでのお稽古の場合、防火のこともありますので、炉が切れないという話を聞いたこともあります。ですから、炭手前はもちろんですが、灰を作ることもできない先生が増えてきているそうです。そう考えますと、茶の湯を学んでいる私の今の環境は最高です。先生に感謝。

　今日、私が作った灰は「一文字灰」です。これは、眉風炉・紅鉢などで作る灰形です。さて、初めてのことですから、なにをどうしていいのやら??ということで、最初に1時間ほど説明を受けながら、後はもう作るしかありません。
　先ずは、風炉に灰を入れます。入れすぎても少なすぎていけません。二つの山を作り、後は整形にとりかかります。灰を形作る道具もいろいろありますので、それを適材適所に使い分けながら作っていくわけです。

　午後2時から5時頃までかかりましたが、なんとか形になりました。最終的な仕上げは明日にしましょう。フー、Gパンでお膝をしていたので、膝の後ろが痛くなっているのに気がつきました。今回作った一文字灰の画像はこちらです。